現代のママが求めている保育所の特徴は「利便性・料金・信頼性が高レベルでバランス」と判明

子ども・子育て支援新制度が準備段階に入るなど、保育サービスの利用者や興味を持つかたが増えています。

主婦の友しあわせ総研は、主婦の友社のママ向け雑誌「Pre-mo」「Baby-mo」「Como」読者573名を対象に、「保育サービスのニーズ」についてアンケート調査を実施しました。

 


■保育所選びのポイントは「自宅からの距離」「保育料金」「スタッフの人柄」

「保育所を選ぶ場合、どんな点を重視するか」という設問(5つまで選択可)では、「自宅からの距離(17.3%)」「保育料金(13.0%)」「スタッフの人柄(11.6%)」「認可保育所であること(9.8%)」「施設の安全性(8.8%)」「クチコミなどの評判(7.4%)」「設備の充実度(4.9%)」などが上位に並びました。

上記のグラフから、1つのポイントにニーズが集中しているわけではなく、利便性・料金・信頼性が高レベルでバランスしている保育所が求められていること読み取れます。

 


 

■65%のママに「事業所内保育」へのニーズあり。一方で、通勤時の心労や職場の人間関係がネックになることも


「預けたいor預けていた」というかたが全体の65.0%を占め、事業所内保育に対するニーズの高さがうかがえる結果となりました。

 

一方で、事業所内に「預けたくない」と答えた人に理由を尋ねたところ、62.0%が「満員電車に乗せたくない」と答えました。

中には「職場の上下関係が子どもにまで影響するかもしれない」との懸念や、「夜勤のある職場なので深夜保育対応を理由に夜勤を強制されるかもしれないので」という意見も。

 

また、「わからない」と答えた人の58.0%が「料金しだい」と回答。「保育の内容しだい」「職場の人間関係以外での関係を子どもに持たせてあげたい」という意見も多数寄せられました。

事業所内保育の積極的利用に際し、「通勤時の心労(特に首都圏)」「職場の人間関係」が障害になっているケースが多くあるようです。

 


 

■ベビーシッター利用経験者はわずか4.7%。「料金の高さ」「時間の制約」「シッターへの信頼性」が導入の障壁に

ベビーシッターの利用経験者は4.7%にとどまりました。

実際に利用したかたに内容をうかがうと、概ね満足という回答が多い一方で、「料金が高い」「連絡がつきにくい、事前予約制で使いにくい」「昼寝や投薬の時間など指示したことを実施してくれなかった」「頼んでいないお菓子を与えられていた」「個人のプライバシーを詮索する様子があった」と、料金の不安、シッターへの不満を訴えるかたが散見されました。

 

利用していない人に対して、障害をうかがった設問では、「(専業主婦などで)その機会がない」という答えのほか、「自宅に知らない人を入れたくない(20.5%)」「利用料金が高い(19.8%)」「シッターが信頼できるか不安(18.5%)」に回答が集まりました。

 

仮に導入上の障害がすべて取り払われたらどんな状況で利用したいかという問いでは、「子どもの病気時(26.0%)」「早朝・深夜外出時(23.2%)」の回答比率が高まりました。

 

ベビーシッターについては、利用者・非利用者ともに「料金」「時間の柔軟性」「シッターの信頼性」が大きなネックであることが推測されます。

逆にいえば、

  • 施設利用型シッター
  • 口コミやクーポンを利用した割引サービスの導入
  • ユーザーによるシッターのレビュー・評価システム
  • 「早朝・深夜制度」「お急ぎ利用制度」オプションの導入
  • 病児にも対応できるよう、看護師資格を持ったシッターの雇用

などの対策をとることで、大きな伸びしろのある保育サービスといえるでしょう。

 


 

■学童保育は公営・民営にはこだわらず、「料金」「スタッフの人柄」「学習サポート」が優先事項。


「子どもが小学生の場合は、学童保育を利用したいか」という設問では、62.7%のかたが「利用したい」と答えています。

また、公営・民営どちらがよいかという設問に対しては、82.3%が「どちらでもよい」と答えました。

なお、公営・民営どちらかを選んだ人に理由をたずねると、公営を選んだ人は「安心感」(53.3%)、「金額」(33.3%)

民営を選んだ人は「カリキュラムなどの質」(66.7%)という回答が出ています。

 

学童保育の選択基準は、「料金(19.8%)」「スタッフの人柄(16.2%)」「宿題のサポート(10.7%)」を重視しているかたが多いようです。

 

 


 

調査結果のまとめ

忙しいワーキングママにとって、保育サービスは確実にニーズがありますが、一方で「利便性」「料金」「スタッフの信頼性」に不安を持つママも少なくないようです。

特にマンツーマンでのお世話をお願いするベビーシッターさんに対してはその傾向が強いように感じました。これからベビーシッター業への参入・拡大を目指すのであれば、「施設利用」「割引サービス」など不安を取り除くための施策や、「早朝・深夜利用」「病児保育」などのオプションを充実させることが必須といえるでしょう。

また、同じ保育でも学童となると「宿題サポート」など学習面での付加価値も求められているようです。

 


 

「保育に関するアンケート」

調査対象:独自調査組織「主婦の友社読者ネットアンケートクラブ」に参加している、妊婦・ママ向け雑誌『Pre-mo』『Baby-mo』『Como』読者

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